9月21日の読売新聞で、「ファストフード」という単語を見つけた。これはわかりやすいナァ、とひとしきり感心。一般には「ファーストフード」と書くケースの方が多い気がするので、試しにGoogle.co.jp(日本語ページのみ)で検索!
『"ファストフード"』→2,680,000件
『"ファーストフード"』→6,150,000件
と、ファーストフードの圧勝!マァ、この場合どっちでも良いんだけど、fastとfirstの区別をつけるためには「ファストフード」表記の方がイイかも。TDLなんかも「ファストパス」って呼んでいるし。
それにしてもカタカナ語は難しい。外来語をカタカナ表記した場合、ちょっと間違うと全然違った意味になる事もあるし。僅かでもバケガクに携わっている身にとっては気になる単語がいっぱいある。例えば「シリコン」。「シリコン」と「シリコーン」は物質として別なモノなんだけど、こっちもGoogle.co.jp(日本語ページのみ)で検索してみた。
『"シリコン" 髪』→513,000件
『"シリコーン" 髪』→43,900件
と、シリコンの方が圧倒的に多いね。日本ではシリコンをケイ素と呼ぶ事が多いので、シリコンとシリコーンの区別をつける必要がないかもしれないけど、ネット上で情報を提供しているサイトなら区別して欲しいと思う。どんなに化学的解説をしているサイトでも、シロキサン結合のポリマーを「シリコン」と表記している段階でそのサイト自体を信用できなくなってきてしまう。
「シリコン」に限らないけど、どうも美容や健康に関するサイト(特に販売系)は、基礎的な化学に弱いところが多いようだ。グリチルリチン酸二カリウムなんかも、『二』はカタカナじゃなくて、漢数字だから・・・。ジ(ギリシア数詞の2の意)カリウムとか2Kとか記載してくれるとイイんだけど。
ニクロム線のニはニッケルとクロムの合金なんでカタカナだが、二クロム酸〜(漢字の2)なんて物質もあったりするから、ホントややこしい。漢字の2を使うんだったら、「ジ」に統一して欲しいと思うゾ。ネット上の文字はゴシック体が多く使われているので、カタカナの「ニ」と漢字の「二」の区別がつかないんだよね。
有名になったドコサヘキサエン酸(DHA)も、ドコサヘキサ塩酸って書いているのを見るとガッカリしたりする。これは炭素が22(Docosa=ドコサ)個で、6(Hexa=ヘキサ)個の二重結合(enoic=エン)を持つ酸(Acid=この場合は脂肪酸)という意味なんだけど・・・。ちなみに化学で使う数詞は
コッチで!
カタカナ表記の間違いといえば、「シミュレーター」と「コミュニケーション」!試しにPCで『シュミレーター』と入力してみたら、ATOKに指摘された!『コミニュケーション』と入れても「誤読」って怒られたし。
とにかく、σ(^^)のように語学系がサッパリダメな人間にとっては、良くできたIMEの存在はありがたい。それ以前に入力ミスが多いのを何とかしなきゃ・・・。
posted by seasons_PaPa at 22:22
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