先日、来店された方と「女性のためのクルマ選び」の話題になって、自動車評論家の徳大寺有恒氏の話が出た。「ウチの実家のお向かいなんだよ。」と教えてあげたら驚いていた。σ(^^)の実家は茨城の大宮というところで、現在は常陸大宮市と呼ばれる。その実家(美容室)の国道を挟んだお向かいが徳大寺氏の実家(タクシー会社)だった。本人は東京とか水戸とか言っているが、実は水戸から20kmほど北の旧「那珂郡大宮町」なのである。
徳大寺氏は本名が杉江博愛さんで、ウチの母は「ヒロちゃん」と呼んでいた。杉江氏の実家であるタクシー会社はσ(^^)が中学に入る頃まで営業していて、幼少の頃はその車庫でよく遊ばせてもらった。当時は博愛氏はもう家にいなかったので会う機会はほとんど無かったけど、母君が上品かつ静かな方で、σ(^^)は「杉江のおばちゃん」と呼んでいた。
あるとき、杉江のおばちゃんがウチの母に「息子が本を出したから・・・」と、バイク・クルマ好きのσ(^^)へと『間違いだらけのクルマ選び』を持ってきてくれた。あまり印象に残っていないけど、スティアリングとかレフトハンダーとかジャギュワー?とかめずらしい和製カタカナ語を多用しているのに違和感があったのを覚えている。
σ(^^)が母に「せっかくだから本にサイン貰っておけば?」と渡しておいたら、母は博愛氏に「金を出して買ってくれた本以外にはサインしない」と断られたそうだ。
母は「金がないから結婚式はしない」といってた博愛氏に「金はいらないから、婚礼衣装を着て写真だけ撮っておけ」とやってあげたそうだ。この話は「サインしない!」の時に初めて聞いて、その時撮った写真も見せてくれたっけ・・・。
常々博愛氏は「子供が嫌いだから作らない」と言っていたそうで、杉江のおばちゃんは「本当は孫が見たい」と母に良くこぼしていたそうだ。母曰く「変わった子なんだよ」と言っていたっけ・・・。博愛氏はご健在のようだが、杉江のおばちゃんはだいぶ前に亡くなったし、何よりタクシー会社の跡地は空き地になっていて、たまに実家に帰ると寂しさを覚える。
posted by seasons_PaPa at 22:22
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