
クナッパーツブッシュのCDを2枚とDVDを4枚お借りできた。クラシックは好きだけど、マニアじゃないんで最近までこの名を知らなかった。先入観無し、全くの白紙状態で聞くために、最初はCDから聞く。
まず1枚目『
ワーグナー:名演集』、1曲目はワグナーの『ラインの旅』。非常にテンポがゆっくりとした演奏で味わい深い。2曲目は『ジークフリートの葬送行進曲』、またまたテンポがゆ〜〜っくり。しかし、ウィーン・フィルの演奏は当たり前のように重厚さを崩さない。全身鳥肌ザワザワ・・・。この曲は、大好きなワグナーの中でも五指にはいる曲なんだけど、この演奏がスタンダードなんじゃないかと思える程!1959年の録音と条件は良くないはずだが、デジタル技術の驚異というか、車の中で最大音量で聞いても気持ちよく聞けた。
続く『ヴォータンの告別』で最高潮。『トリスタンとイゾルデ』で完結。全曲ともゆっくり目の印象だけど、決して「遅い」と感じることがない。それどころか、このテンポと曲作りがベストと思えてしまう説得力がある。それにしても、ただでさえワグナーは管楽器と歌手にはブレスがキツイはずなので、このテンポでは大変だろうねぇ〜。
CDを2枚聞き終わって、1枚目のDVDに選んだのは『
クナッパーツブッシュ その生涯の秘密』。どれだけ偉大な人だったのか判りましたよ!これで個人的に指揮者ベスト3にランクイン!
このDVDに入っていたダイジェスト映像で、1943年のベト9『合唱付き』と1944年のベト3『英雄』はサイコーだった。録音状態は良くなくても、ベルリンフィルの精緻な演奏はしっかり伝わってくる。できるならコンサートで聞きたかった。でも、戦時下でナチスのハーケンクロイツが掲げられているホールでの演奏には複雑な気持ち。
posted by seasons_PaPa at 22:02
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音楽/映画/芸術
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